
SEOって何ですか?どんなことをすれば良いの?
ブログを運営していく上でSEOを理解することは非常に重要です!
本記事ではSEOについて簡単に解説していくので、しっかりと理解を深めましょう。

本記事でわかること
- SEOの本質
- SEOの目的
- 具体的なSEO対策
- ブログ開設初期のポイント
- 間違ったSEOによるペナルティ
それでは本題に入りましょう!
SEOとは?

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で検索エンジンの最適化と言われるものです。
検索エンジンの最適化と聞いてもあまりピンときませんよね?
簡単にいうと、Google検索のアルゴリズムに対して有効な施策を施すことで、記事やサイトを検索結果の上位に表示させることを言います。

検索エンジン?最適化?まだピンときていません。
これだけを聞いてもピンときませんよね(笑!
順を追って説明するからしっかりついてきて下さい!

SEOの本質を知ろう

Googleのビジネスモデルを理解しよう
Googleの収益構造について考えたことはありますか?
簡単に説明すると以下のようになります。
Googleのビジネスモデル
- 収入:広告主からの広告収入
- 支出:検索エンジンの提供・運営・保守にかかる費用
- 利益:収入➖支出
ちなみに検索エンジンとはこちらのことを言います。

「ググる」という言葉がありますが、「ググる」=「検索エンジン」だと理解してもらって大丈夫です。
この検索エンジンを提供するには莫大な費用がかかっていますが、その費用を捻出するために、Googleでは企業から広告収入というものを得ています。
広告収入の具体的なイメージはこちらです。

検索画面で「広告」というタグのついた記事を目にしたことはありませんか?
こういった記事を掲載するために企業はGoogleに広告費を払っており、それがGoogleの収入となります。
ではGoogleが利益を最大化するためにはどうするか?
結論
- より多くのユーザーに利用してもらい、たくさんの企業から広告を掲載してもらう
当たり前のように聞こえますが、SEOの本質がここにあります。
企業がgoogleに広告を掲載する理由は、ユーザーが多く、そこに広告を掲載することでたくさんの人の目に触れるからですよね。
つまり、Googleを利用するユーザーが少なければ、企業も広告を掲載する価値がなくなるということです。
なのでGoogleはより多くのユーザーを確保することが最重要ミッションとなっているのです。
簡単にまとめると・・・
- ググった時に高品質な記事が上位にある
- 検索者の悩みがすぐに解決する
- ユーザー満足度が上昇する
- Googleの検索エンジンを利用する人が増える
- 広告を掲載したがる企業が増える
- googleの広告収入が増える
- 利益が増える
高品質な記事を上位表示させることでGoogleの利益が増えるというロジックです。
なのでGoogleはユーザーにとってより有益なコンテンツを上位に表示させるようになるのです。
SEOの本質はGoogle目線で考えるととても単純ですよね?


ユーザーにとって有益なコンテンツ作りがSEOの本質なんだね。
ユーザー満足度を理解しよう
SEOの本質としてユーザー満足度について触れましたが、ユーザー満足度を満たす上で、検索意図という概念はしっかりと理解しておくべきです。
検索意図とは?
- ユーザーが検索した目的のこと
- ユーザーが抱える潜在的なニーズのこと
例えば「Google アルゴリズム 仕組み」と検索した人がいるとします。
この人の検索意図(目的)はなんでしょうか?

単純にGoogle検索のアルゴリズムについて知りたいんじゃないの?
間違いではないけど、それだけだとちょっと考えが浅いかも知れません。

この場合の検索意図を深掘りすると、サイトを上位表示させたいというユーザーの隠れたニーズが見えてきませんか?
この隠れたユーザーニーズこそが検索意図なのです。
ユーザーの潜在的な悩みを読み解き、最適な解決策を提示することこそがユーザー満足度を高める上で非常に重要なポイントになってきます。
欲しい情報を先回りして教えてくれたら、ユーザーの満足度は高まるよね。

例えば先ほどの「Google アルゴリズム 仕組み」というキーワードで記事を書くなら、以下のようなトピックは必ず記事に盛り込む必要があります。
盛り込むべきトピック
- Googleアルゴリズムとは?
- アルゴリズムを理解する必要性
- 検索エンジンの仕組み
- SEOによるアルゴリズム対策
- 検索上位を獲得するメリット
このような内容を記事に盛り込まないと、ユーザーの検索意図を満たすことは難しいでしょう。
何度も言うようですが、ユーザーの検索意図をしっかりと考えないと、検索エンジンからは評価されませんので注意しましょう。
検索エンジンの仕組み

Googleはクローラーというシステムによって、世界中のサイトを休みなくチェックしています。
あなたのサイトにも定期的にクローラーがやってきて、どんな記事があるのか見ていきます。
このクローラーシステムには世界中のサイト情報が蓄積されていて、検索エンジンでキーワードが入力されるとクローラーが最適かつ有益な記事を瞬時に選び出して検索結果に表示します。
このクローラーというシステムにサイトを認識されることで、あなたのブログなどは検索結果に表示されるようになるのです。
クローラは世界中のサイトを回遊しているロボットのことです!覚えておきましょう!

SEO対策の目的

SEO対策の目的は、あなたの記事やブログを検索結果の上位に表示させることです。
自身の記事が検索上位に表示されると、それだけ読者の流入が見込まれます。
参考までに、検索順位とクリック率の関係を表にまとめました。
検索順位 | PC検索のクリック率 | スマホ検索のクリック率 |
1位 | 33.6% | 29.7% |
2位 | 16.3% | 16.6% |
3位 | 9.7% | 10.9% |
4位 | 6.3% | 7.4% |
5位 | 4.4% | 5.2% |
6位 | 3.2% | 3.8% |
7位 | 2.4% | 2.8% |
8位 | 1.9% | 2.1% |
9位 | 1.5% | 1.6% |
検索順位が3位以下になると、クリック率が10%を切りますね・・・。
ブログの収益化を目指している人は、検索流入の読者をいかに増やせるかが勝負の分かれ目となります。
ブログを収益化したい人はSEO対策が必須です!

SEO対策の具体例

①検索意図に沿ったコンテンツを作ろう!
検索意図の重要性は前述した通りです。
ここでは検索意図の調べ方を見ていきます。
検索意図の調べ方
- サジェストキーワードを参考にする
- 実際に検索して上位表示されているサイトを見てみる
- ユーザーの立場で考えてみる
【調べ方①】サジェストキーワードを参考にする
サジェストキーワードとはGoogleの検索エンジンにキーワードを入力したときに出てくる検索候補のことをいいます。

キーワードを入力すると、付属する言葉が2、3個出てくると思います。
例えば、「ブログ」と検索する人の中には、「始め方」を知りたい人もいれば、「収益化」の方法を知りたい人もいます。
出てきた二語目、三語目を参考にするとユーザーニーズが掴みやすくなるので参考にしながら記事を書くようにしましょう。
【調べ方②】実際に検索して上位表示されているサイトを見てみよう
実際に検索し、上位に表示されている記事の共通点を見つけましょう。
上位に表示されているコンテンツは、Googleが検索意図に合致していると評価している記事になります。
実際の検索結果から検索意図を読み解くヒントを得ましょう!
記事のパクリはNGですよ!どんな見出しやトピックがあるのかなどを参考にしてみましょう。

【調べ方③】ユーザーの立場で考えてみよう
これは簡単なようで、意外とできていないブロガーさんが多い印象ですね。
あるキーワードで記事を執筆しようと思ったとき、あなた自身が検索者ならどんな情報が欲しいか、どんな構成だと分かりやすいかを徹底的に考え抜くようにしましょう。
ユーザー本位の姿勢が大事ですよ!

②パーマリンクを設定しよう!
記事URLのhttps://○○○.com/△△△のうち末尾に羅列される文字列(△△△の部分)がパーマリンクです。
パーマリンクを設定することでユーザーやクローラーに何が書かれている記事であるかを適切に伝えることができます。
パーマリンクの設定もSEOに関係があるので、設定のポイントを見ていきましょう。
【ポイント①】日本語入力はダメ
パーマリンクは英数字での入力が望ましいとされます。
WordPressを利用している場合、初期設定のままだと投稿記事名などがそのまま日本語入力されるケースがあるので、設定を直しておきましょう。
初期設定のやり方はこちらの記事を参考にして下さい。
>>【WordPressの初期設定】インストール後にやるべきこと14選【画像付解説】
https://〜.com/ブログの始め方
https://〜.com/start-up-blog
【ポイント②】分かりやすいパーマリンクにしよう
https://〜.com/%21%43%65
https://〜.com/start-up-blog
パーマリンクから記事の内容が読み取れないものは悪い例になります。
クローラーはパーマリンクから記事を判断する場合があるので、分かりやすいものを設定しておくと良いでしょう。
パーマリンクが長くなるときはハイフンでつなごう!


ユーザーとクローラに分かりやすいパーマリンクが良いんだね!
③特化型ブログを作ろう!
特化型ブログとは、あるテーマに特化したブログのことを言います。
特化型ブログを作るメリットは以下のとおりです。
特化型ブログのメリット
- 専門性・信頼性が高まる
- 内部リンクが貼りやすい
- 記事に一貫性がありサイト内回遊率が上がる
- 被リンクを貼ってもらいやすくなる
Googleは専門性の高いサイトほど評価する傾向にあります。
専門性が高まることで、信頼性・権威性が高まりSEO的には有利になります。
またテーマを絞ることでブログ内の記事に一貫性が生まれ、内部リンクでサイト内の記事と記事を効率的につなげることが可能になります。
この内部リンクはユーザーの利便性を高めることになり、サイト滞在率も向上するためSEOには効果的です。
被リンクとは誰か別のサイトであなたの記事を紹介するために貼られるリンクのことを言います。
誰かにおすすめされるということは信頼できる記事であるとGoogleも認識するので、被リンクの数はSEOに関係します。
特化型ブログはある領域を深く紹介する記事を提供していくため、被リンクを得られやすい傾向にあります。
④スマホ向けのSEOを理解しよう!
実は検索のおよそ75%がスマホからされています。
近年Googleはモバイルファーストインデックス(通称MFI)というものを打ち出し、スマホ向けのユーザビリティを重要視するようになりました。
簡単にいうと、スマホユーザーの評価が高いサイトを検索結果の上位に表示するということです。
今後SEO対策を行う上で、スマホユーザーに対する利便性の追求は欠かせません。

スマホ向けのSEO対策って具体的に何をすればいいの?
スマホ向けのSEO対策
- レスポンシブ対応にする
- フォントサイズの最適化(見やすくする)
- ボタンやリンクが近すぎないか注意する(誤クリックの防止)
レスポンシブ対応とは、PC、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズの幅を最適化し見やすく調整することをいいます。
WordPressなどにはレスポンシブに対応したテーマがあるので、そのようなテーマを使いましょう。
フォントサイズはプレビューを見ながら、見やすいサイズに調整しましょう。
Googleでは16pxを推奨しているよ!

また、ボタンやリンクが近すぎると間違って押してしまう場合があるので、指の太さを計算してリンクやボタンを配置させてあげると良いです。
⑤リンクを貼るときの注意点を知ろう
内部リンクで記事同士をつなげたり、誰かのブログ記事へ誘導することでユーザーの利便性向上につながります。
ただしリンクを貼る際には注意点があります。
リンクを貼る際の注意点
- リンクはアンカーテキストにする
- リンク切れに注意する
アンカーテキストとはリンクに表示するテキストのことをいいます。
分かりづらいと思うので、下記のリンクを例に説明します。
アンカーテキストを用いたリンクは②のリンクになります。
①も②も同じ記事へとリンクされますが、いかがでしょうか?
リンクがテキスト表示されている方が飛んだ先のページがどんな内容であるか分かりやすいですよね?
このようにユーザーに親切な記事ほどSEOでは評価されます。
また貼っているリンクが切れていないかも定期的に確認する必要があります。
リンクが切れているとユーザーの利便性も低下しますし、クローラーがサイトを巡回する際にも支障が出るのでSEO的にマイナスになる恐れがあります。
リンク切れとなる原因
- ページが削除された
- URLの入力ミス
リンク切れを調べる方法
- Googleサーチコンソールを利用する
- WordPressプラグインを利用する
おすすめはWordPressのBroken Link Checkerというプラグインです。
無料で使えますし、設定も初期設定のままで良いです。
リンク切れを自動でチェックしてくれる有能なプラグインなので使ってみましょう。
ちなみにSEOの面からおすすめできるプラグインはこちらで詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
⑥ページの表示速度を意識しよう!
ページの表示速度が遅いとSEO的にはマイナス評価になります。
表示速度が遅いと直帰率や離脱率が上がってしまい、ユーザー満足度が低いとみなされてしまうからです。
なかなかページがひらかず、イライラしてブラウザバックした経験は誰しもがあるはずです。
表示速度を改善する方法
- 不要なプラグインやテーマを削除する
- 画像サイズ、形式(jpg、PNG、GIF、SVG)を最適化する
- 画像の読み込み遅延プラグインを使う
画像サイズの最適化はWordPress無料プラグインのEWWW Image Optimizerをインストールしましょう。
有効化しておくことで、自動的に画像を適正なサイズに調整してくれます。
画像の遅延読み込みは無料プラグインのAutoptimizeがオススメです。
通常はサイト内の全ての画像の読み込みが完了してからページが表示されますが、画像遅延読み込みを設定するとページを表示してから画像を読み込んでくれます。
スクロールしていったときに画像が見えれば良く、最初から全ての画像を読み込む必要はないのです。
上記2つのプラグインについてはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。
>>【WordPress】導入しておきたいおすすめプラグイン10選【厳選】
⑦メタディスクプリクションを設定しよう!
メタディスクプリクションとは検索結果のタイトル下に表示される記事の説明文のことです。

当然のことながら検索結果の上位に表示されても、実際にクリックされないとあなたの記事は見てもらえません。
分かりやすく魅力的な説明文を書いてクリック率を向上させましょう。
設定時の注意点
- 80文字以内を目安に設定する
- 記事の内容の要約になっているか
- キーワードを詰め込みすぎない
メタディスクプリクションに入力したテキストはPCでは約120文字、スマホでは約80文字程度表示されます。
それ以上長くなると「・・・」という表記で省略されます。
できるだけ表示される文字数内で要点をまとめましょう。
現在スマホから検索するユーザーがほとんどなので、文字数もスマホを基準に考えると良いでしょう。
キーワードを詰め込みすぎて不自然な文章になると、後述するペナルティの対象になり得るので、注意しましょう。
ブログ開設初期のポイント

ブログの開設初期はどうしてもSEO的に弱くなります。
投稿記事数も少なく、専門性に乏しいと判断されてしまうためです。

じゃあどうすればいいの???
ポイント
- とりあえず50記事投稿してみる
- SNSを有効活用する
とりあえず50記事投稿してみる
50記事投稿すると、ライティング能力が身についてきます。
また上位表示できそうなキーワードや記事構成なども分かってきます。
低品質な記事の量産を推奨するわけではありませんが、最初のうちはとにかくライティングあるのみです。
記事数が増えてくると、サイト全体のドメインパワーも上がってきてSEOで上位表示しやすくなってきたりもします。
SNSからの流入を狙おう
ブログ開設初期の頃はSEOでの上位表示が難しいので、検索エンジンからの流入はほとんどありません。
そこでSNS全盛の現代においてはTwitterなどから集客を図る方法が有効な手段となり得ます。
書いた記事をTwitterで流すことで、検索エンジン以外からの流入も狙えます。
間違ったSEOが招く怖い結果

Googleは品質を維持するためにガイドラインを定めています。
このガイドラインに違反するとペナルティの対象となり、検索順位が下がったり、検索結果に表示されなくなることがあります。
間違ったSEO対策でペナルティを受けないようにここでしっかりと理解を深めましょう。
ガイドラインに違反するケース
違反するケース
- キーワードを乱用する
- 低品質な記事がある
- 自動生成されたコンテンツがある(オリジナリティの欠如)
- 不自然な被リンク・相互リンクがある
このようにユーザーの役に立たないコンテンツばかりであったり、検索順位を操作するために意図的に行った悪質なSEO対策はペナルティの対象になるので注意しましょう。
ペナルティの種類
種類
- 自動ペナルティ
- 手動ペナルティ
自動ペナルティは検索エンジンのアルゴリズムによって自動的に判定され、手動ペナルティはGoogleのスタッフの目視によって直接的に判定されます。
ペナルティを受けたときの対処法
自動ペナルティを受けた場合
ペナルティの対象となっている行為をやめましょう。
ただし後述する手動ペナルティの場合と違い、ペナルティを受けた理由などは通知されません。
自力でペナルティの内容を把握し、修正するしかありません。
自動ペナルティの場合は再審査をリクエストできないので、ペナルティが解除されるまで待ちましょう!

手動ペナルティを受けた場合
手動ペナルティを受けた場合はサーチコンソールに通知が届きます。
この通知にはペナルティとなった要因が表示されているので、内容を確認して早急に修正しましょう。
手動ペナルティの場合は、再度インデックスされるように再審査をリクエストすることが可能です。
簡単にまとめるとこんな感じです。

ペナルティ原因の通知 | インデックス再申請 | |
自動ペナルティ | なし | 不可 |
手動ペナルティ | あり | 可 |
まとめ
本記事の内容
- SEOの本質
- SEOの目的
- 具体的なSEO対策
- ブログ初期のポイント
- 間違ったSEO対策によるペナルティ
本記事ではSEOについて細かく解説しました。
ブログを運営する上でSEOの理解は欠かせません。
アルゴリズムのアップデートなどもあり、時代とともに求められるコンテンツは変わっていきます。
しかしユーザー本位という本質はこれからも変わることはないでしょう。
SEO対策はテクニカルな部分もありますが、一番大切なのはユーザーの利便性を追求したコンテンツづくりに他なりません。
この本質が理解できていれば、どの時代にあっても優れたコンテンツを生み出せるでしょう。
本記事が参考になれば幸いです。
それでは。