
プライバシーポリシーとか免責事項ってなんですか?作成した方が良いのですか?
ブロガーなら必ず作成したほうが良いよ!

本記事ではプライバシーポリシーと免責事項について詳しく解説していきます。
ブログ初心者の中にはプライバシーポリシーと免責事項の重要性をあまり理解してない方も多いのではないでしょうか?
とりあえず雛形を参考に思考停止状態で書きうつして・・・
実はこれ、NGなんです!
なぜNGなのか、その理由や正しいプライバシーポリシーと免責事項の書き方を解説していきます。
本記事で分かること
- プライバシーポリシーと免責事項とは?
- プライバシーポリシーと免責事項の必要性
- 書き方
- サイト内のどこに設置すべきか
- 雛形利用時の注意点
それではみていきましょう。
プライバシーポリシーと免責事項とは

プライバシーポリシーとは
プライバシーポリシーとはサイトが取得した個人情報の取扱方針(ポリシー)を定めた文章になります。
ここでいう個人情報とは、氏名や生年月日、性別、そのほかの記述によって特定の個人を識別できる情報などを指します。
免責事項とは
アフィリエイトをしていると、「思っていた商品と違う」「おすすめされたから購入したのに全然良くない」など、ブログで発信した情報からトラブルに発展するケースが考えられます。
挙げ句の果てに「あなたのせいだ。責任をとれ。」などど言われてしまったら・・・困りますよね。
そこであらかじめ責任を回避する項目として定めたものが免責事項と呼ばれます。
ただし、免責事項があるからといって無責任な記事や商品を紹介して良いわけではありません。
あくまで、不測の事態に対するトラブルの回避手段であって、記事の品質や情報の内容には責任を持って運営していきましょう。
プライバシーポリシーと免責事項の必要性

プライバシーポリシーの必要性
個人情報保護法第18条1項では個人情報を取得する場合、利用目的を通知するか公表することとしています。
通知するといっても取得するたびに通知していては時間がいくらあっても足りないので、プライバシーポリシーとして公表するのが一般的です。
うちのブログで個人情報なんて取得してたかなぁ?必要ないんじゃないの?

気付いていない方もいるかもしれませんが、ブログを運営しているとおよそ以下のもので個人情報を取得しています。
個人情報を取得しているもの
- お問い合わせフォーム(氏名、メールアドレスなど)
- コメント機能(氏名、メールアドレスなど)
- アクセス解析ツール(性別、年齢、住所など)
このようなものを利用していれば、バッチリ個人情報を取得しています。
近年、個人情報の取り扱いにはユーザーも敏感になっています。
プライバシーポリシーを作成しているかどうかは、サイトの信頼性に大きく関わる部分ですので、必ず作成しておきましょう。
免責事項の必要性
ブログ運営にあたって、正確な情報を提供するよう最大限努めていると思いますが、絶対に誤情報が混入しないとは言い切れません。
また、以前に書いた記事であれば情報の最新性が損なわれる場合もあるでしょう。
またアフィリエイトで商品やサービスを紹介する中で、「あなたがおすすめしたから購入したのに粗悪品じゃないか。金返せ。」など、販売元商品の不具合でトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。
そういった場合を想定し、トラブルを回避する手段として免責事項を定めておく必要があります。

プライバシポリシーと免責事項の必要性は理解しました!
PPと免責事項の必要性
- PP(プライバシーポリシー)・・・個人情報保護法による義務
- 免責事項・・・トラブルの回避(自分の身を守る)
次にプライバシーポリシーと免責事項にどんな内容を書くべきか見ていこう!

プライバシーポリシーと免責事項の書き方

プライバシーポリシーの書き方は、自身のブログで利用している機能、サービスによって異なります。
ここでは、お問い合わせフォーム、Googleアナリティクス、Googleアドセンス、アフィリエイトASPを利用しているという前提で書き方を解説します。
各機能、サービスにおいて明記すべき事項が決められているので、ひとつずつみていきます。
プライバシーポリシーの書き方
①お問い合わせフォームを利用している場合
ブログにお問い合わせフォームを設置している場合は以下の事項を明記しましょう。
明記する事項
- 個人情報の範囲・種類
- 利用目的
- 利用目的の変更
- 個人情報の開示・訂正・追加・削除・利用停止に対する対応
- 個人情報の第三者提供について
お問い合わせフォームでは氏名やメールアドレスなどを取得します。
そこで得られた個人情報を「お問い合わせに対応するために利用する」、「開示や訂正、削除などの依頼があった場合に速やかに対応する」また「法令で認められる場合を除き同意なく第三者に提供しない」、といった内容を明記します。
当サイトのプライバシーポリシー第1条から第5条までが、これらに対応した内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
当サイトのプライバシーポリシーは雛形としてご利用ください!

②Googleアナリティクスを利用している場合
Googleアナリティクスではプライバシーポリシーに明記する事項をこのように定めています。
(中略)
お客様はプライバシー ポリシーを公開し、そのプライバシー ポリシーで Cookie の使用、モバイル デバイスの識別情報(Android の広告識別子、iOS の広告識別子など)、またはデータの収集に使われる類似の技術について必ず通知するものとします。また、Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても開示する必要があります。
(中略)
Googleアナリティクス規約
明記する事項
- Cookieを利用していること
- Googleアナリティクスを利用していること
- データ収集、処理される仕組み
当サイトのプライバシーポリシー第7条がこちらに関する内容となっています。参考にしてみてください。
ちなみに、CookieとはWebサイトの訪問者の情報を一時的に保存する仕組みのことです。

③Googleアドセンスを利用している場合
Googleアドセンスではプライバシーポリシーに明記する事項をこのように定めています。
(中略)
プライバシー ポリシーには次の情報を記載する必要があります。
Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)。
第三者配信による広告掲載を無効にしていない場合、広告の配信時に第三者配信事業者や広告ネットワークの Cookie が使用される可能性があります。その点についても、次の方法でサイトのプライバシー ポリシーに明示してください。
第三者配信事業者や広告ネットワークの配信する広告がサイトに掲載されることを明記します。
対象となる第三者配信事業者や広告ネットワークの適切なウェブサイトへのリンクを掲載します。
これらのウェブサイトにアクセスすれば、パーソナライズド広告の掲載で使用される Cookie を無効にできることをユーザーに明示します(配信事業者や広告ネットワークがこの機能を提供している場合)。または、www.aboutads.info にアクセスすれば、第三者配信事業者がパーソナライズド広告の掲載で使用する Cookie を無効にできることを知らせます。
(中略)
必須コンテンツ(Google Adsense ヘルプ)
明記する事項
- Cookieを利用していること
- Gookieを利用して広告が表示されること
- Cookieを無効にできること第三者配信事業者などが広告を掲載すること
- 第三者配信の広告サービスの種類
当サイトプライバシーポリシー第6条がこちらに関する内容となっています。参考にしてみてください。
④アフィリエイトASPを利用している場合
登録しているアフィリエイトASPによってプライバシーポリシーに記載する内容は異なります。
自身で登録しているASPの利用規約などを確認してみてください。
基本的には利用しているASP名をしっかり明記していれば問題ないでしょう。
Amazonアソシエイトに関しては、「Amazonアソシエイトでアフィリエイトをしています!」と明確に宣言する必要があります。
こちらの内容に関しては、Googleアドセンスと合わせて当サイトのプライバシーポリシー第6条に記載してあります。
プライバシーポリシーに書く内容はこんなところです!次は免責事項の書き方をみていこう!

免責事項の書き方
アフィリエイトを扱っている場合、以下の事項を明記しましょう。
明記する事項
- 誤情報が混入する場合があること
- 情報の最新性が損なわれる場合があること
- 当ブログが商品を販売しているわけではないこと
- 返品・返金保証などは販売元の責任であること
- お客様自身の判断・責任のもとでご利用頂くこと
アフィリエイターは商品やサービスを紹介するだけで、商品自体の販売は販売店が行います。
品質や金銭授受におけるトラブルは基本的に販売元が対応することになります。
また、正確かつ最新の情報を提供できるように努めていても、誤った情報や古い情報を発信してしまう可能性はゼロではありません。
簡単にいうと、「当ブログの内容は100%信頼できるものではありませんよ。」と宣言するイメージです。
その上で、「ご自身の判断と責任のもとでご利用くださいね」と明記するのです。
免責事項があるからといって、いい加減な情報発信はNGです。
免責事項に関しては当サイトのプライバシーポリシー第9条に記載してあります。参考にしてみてください。
この他にも、著作権や肖像権、リンクについて明記しておくと良いです!

著作権・肖像権
あなたのブログにある文章や画像について、無断で転用したり使用することを禁じることができます。
また、自身が著作権や肖像権を意図せず犯してしまった場合、速やかに対応する旨を記載すると良いです。
明記する事項
- 文章や画像の無断使用を禁じる
- 著作権、肖像権を犯してしまった場合、速やかに対処する
リンクについて
被リンクの取り扱いについて明記しましょう。
具体的にはリンクフリーである旨を記載すると良いです。
リンクフリーとは、あなたが運営するブログの記事を勝手に引用したり、リンクとして貼って良いという意味です。
こうしておくことで、被リンクが得られやすくなります。
「リンクを貼るとき、許可取りも不要です」としておくと、なお良いでしょう。
明記する事項
- リンクフリーであること
- リンクを貼る際、許可取りも不要である
著作権と肖像権、リンクについては、当サイトのプライバシーポリシー第10条、第11条を参考にしてください。
プライバシーポリシーの設置場所

プライバシーポリシーはワンクリックで到達できるところに置くのが良いとされています。
他サイトを見ていると、大体フッター部分に設置されていることが多いようです。
明確に決められているわけではありませんが、フッターに設置しておけば良いでしょう。
雛形を利用する際の注意点

これまで見てきたように、あなたのサイトで利用している機能(お問い合わせフォームなど)や、利用している解析ツール、ASPによってプライバシーポリシーに記載する内容は変わってきます。
つまり、サイトごとにプライバシーポリシーは千差万別だということです。
検索すれば雛形が多く紹介されていますが、あなたの使用している機能・サービスに合わせたプライバシーポリシーを設置しないと意味がありません。
闇雲に雛形を利用するのは避けた方が良いでしょう。
まとめ
本記事ではプライバシーポリシーと免責事項の書き方について解説しました。当サイトのプライバシーポリシーを、雛形として利用されても構いません。ただし、あなたのサイトにあった内容に修正する必要性もあるかと思います。本記事が適切なサイト運営の役に立てば幸いです。
それでは!